もうやめて
やたらとやかましいテレビがこういう時に家にないのはせいせいするのだが、世間では豚インフルエンザに関してヒステリックに騒ぎ立てるニュースが多くてやってられない。
カナダに研修に行っていた寝屋川の高校生が感染したというニュースが流れるや否や、高校や教育委員会が猛烈にバッシングを受けたり、しまいには感染した高校生たちが何か犯罪でも犯したかのように叩きまくるメディアやらインターネットやらには気持ち悪い程の違和感を感じる。
とうとう感染源の不明な、日本国内の感染者が兵庫から出たそうだが、これに関しても正直、「騒ぎ過ぎ」という印象が否めない。
あぁ、もう、やんなっちゃう。
そりゃ、豚インフルエンザはそれなりに恐ろしい病気なんでしょうよ。
一番「酷い」とされている地域のメキシコでは20人、ないしはひょっとすれば60人が豚インフルエンザで亡くなっているとされている。
インフルエンザ自体、感染力の強い伝染病なんだし、そもそも死人が出るのは毎度の事なのである。
悪名高いスペイン風邪に至っては、世界中で5000万人近い人が亡くなったというのだから、油断は禁物である。
しかしながら、ですね。
手洗い、うがい、予防接種以外に予防方法もないわけですし、そもそも人間が生きるにリスクってのはつきものなんだから、「あれもダメ、これもダメ」とか、何かとやたら騒ぎ立てる様子を見ていると、生きていくのがつくづく窮屈になっていくもんだと思わないでもない。
私は、BBCをiPhoneのpodcastで毎日聞いているし(イギリス国内とworld newsの2つを聞いている)、ロイターなんかもちょこちょこ見ているけれど、こんなに大騒ぎしているのは日本くらいなのではないの?
挙げ句、今月に予定していた某言語学の国際学会も延期にするそうですし、なんだかなぁという気がして仕方がない。
リスク、リスクって、別に回避しなきゃいけないほど危機的なリスクのように私には思えないのだけれど。
それよりは、新型インフルエンザと騒ぎ立てることによって社会不安を煽り、不況に拍車をかけ、くらーいニュースばっかり流して、挙げ句、感染者を犯罪加害者のように責め立てるという社会構造の方が深刻な病にかかっているんじゃないか?と私なんかは思ってしまう。
もうちょっと冷静になれないもんかなぁ。
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