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2009年3月

2009年3月28日 (土)

健康診断に行くと健康を損なう男

えと、仕事の都合で健康診断を受診致しました。

そもそも病気や風邪とは基本的に(去年の帯状疱疹を除き)ご縁のない人間なもので、病院に行くのは健康診断以外に用事がないのです。

ですから、病院という雰囲気に慣れないというか、病院に行くとちょっと体調が悪くなります。

それに加えて。

あたしゃ、普段の血圧は問題ないのですが、ちょっとでも血を抜かれると一気に血圧が下がって、ぶっ倒れてしまうのです。

というわけで、採血というのが苦手なハードル。

血なんて見たくねぇや。

採血を伴う健康診断は人生で3回目だったのですが、やはり採血した後に、フラフラと。

というわけで、健康診断に行って、健康を損なってしまいました。

いやはや。

しかも、恐らく私と同年代か、もしくは年下と思しき看護士(婦)さんにまるで年下の男の子を扱うがのごとく介抱されてしまう始末。「よしよし」と抱きかかえられた時は本当情けなくなりました。おのれ、白衣の天使め。

診断に行ったのは昨日なのだけれど、未だに頭がふらついて、視線が狭くなって、身体に力が入りませぬ。

あー、もう、やだやだ。

というわけで、私に献血を依頼するのはやめてくだせぇ。下手すると、私の方が死んでしまふ。

病院とはできるだけ関わりのない人生を送りたいものだと思った今日この頃。

もしくは病気になったら、さっさと死んでしまいたいです。

闘病生活なんて絶対無理。

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2009年3月25日 (水)

野球がベースボールを越える日

WBCで、日本が準決勝でアメリカ、決勝で韓国を降し、2連覇を果たした。

前回の優勝チームということで、多大な期待を受けた中、結果を出し続けた彼らに惜しみない賞賛を送りたい。

特に準決勝でアメリカに勝ったという事実は、日本の野球文化の成熟、レベルの高さを証明するに足る結果であったと思う。

この一戦だけで、日本の野球の方がアメリカのbaseballよりレベルが高くなったと判断するつもりは毛頭ない。しかしながら、「比べられる位置にまで来た」と断言してもかまわないのではないかと思う。

WBC出場辞退者が相次いだものの、それでもこの日のアメリカの陣容は豪華なものであった。

内野は一塁手のケビン・ユーキリスが抜けたものの、セカンド・ロバーツ、サード・ライト、ショート・ジーターはそのままオールスターだし、外野もブラウン、グランダーソン、ダンの3人は十分一流のメジャーリーガーと呼べる面子だし、キャッチャーのマッキャンも素晴らしい選手である。

それよりなにより、先発投手のロイ・オズワルト投手は全米でも5本の指に入る程の好投手で、大舞台にも強く、わざわざローテーションを変更してまで日本にぶつけてきたということからも、アメリカが相当、日本を手強い相手とふんでいたという事が分かる。

場所がドジャースタジアムで完全にアウェー、それに主な審判がMLBからの派遣で、何度か明らかな「ホームアドバンテージ」と思われるジャッジがあった。それでも、日本の強力投手陣はアメリカを抑え、オズワルトをKOし、リリーフからも見事追加点を取った。

8回表にアメリカの追撃を受けたときは確かに危ない展開だったのだが、それでも4回裏以降は日本の試合は危なげがなかったし、実に安定感があった。

アメリカはWBCにそこまで本腰でもないし、選手もコンディションを必ずしもピークに持って来ているわけでもないということは事実であろう。真夏にWBCが開かれたとして、アメリカの選手たちが、この程度のコンディションで試合に臨むとは思えない。

それでも、20年前、いや15年前の日本が同じ状況でアメリカと試合をする機会を持ったとして、勝つ可能性があったかと問われれば、私は「とてもじゃないが、無理だったのでは」と思わざるを得ない。

それほど日本野球とアメリカのbaseballの壁は厚かったのである。

日本の野球に関わる人たちは、自分たちの向上にもっと胸を張っていいと思う。アメリカが弱くなったわけじゃなく、日本が強かったのである。実際、New York TimesもMajor LeagueのオフィシャルサイトでもWBCの優勝候補筆頭に日本の名前を挙げていたのである。彼らのスポーツを見る時の眼は極めて冷静なのだ。

決勝は激戦で、今も興奮覚めやらないが、とにかく、韓国も鍛えられたいいチームであったということが言えるように思える。まぁ、個人的にはイチローにまさかあんな場面が与えられて、そこでしっかり結果を出す機会があるだなんて夢にも思わなかったが。(ずっと信じていましたけど。本当に)

ところで、私はずっと公言し続けているのだけれど、原辰徳という人は選手時代も監督時代も本当に過小評価されるきらいがあって、気の毒である。

しかしながら、今回の優勝で株を上げたのではないかと、ちょっと嬉しく思う。

原さんが選手だった時代、私は(関西人の常?)アンチ巨人だったわけであるが、それでもこの人はなんとなく好きだった。非常に好感が持てる紳士だと思うし。

WBCで原監督が優勝監督となり、去年西武を日本一に導いた渡辺監督といい、彼らは新時代のリーダーとしてふさわしい資質を持っているのではないかと個人的には思う。

例えば、原監督は、これだけの短期間で選手たちを束ねることに成功し、実に素晴らしいチームを形成された。

日頃は各自の球団で主力を張っているお山の大将たちから、不協和音は全く聞こえてこなかった。

控えに甘んじるということは、端から見るより屈辱的なことだと思うのだが、それでも適材適所に人材を見極め、一人一人に眼を配り、最大限のパフォーマンスを引き出す場を提供するという点において、原監督は実に素晴らしい才能を持った人だと思う。

コーチの人選も素晴らしかったし、年配の実力者たちともうまく人間関係を築く能力がある。思うに、彼は人をリスペクトし、人の特性をうまく見抜き、うまく乗せることができるのだと思う。

それでいて、批判の矢面には自分が立ち、責任を背負うだけの自立心を持っている。彼とともに仕事をすると、きっと非常に快適な気分で、自分の能力が発揮できる機会が与えられるのではないかと思う。

自軍の選手、コーチ、スタッフに対する配慮、リスペクトもそうであるが、彼は対戦相手に対する配慮も素晴らしく、実に紳士的である。アメリカ、韓国、キューバ、中国、それぞれに対して、非常に尊重する態度を取っているから、相手の選手たちからもいい反応が返って来る。

それに審判団に対する紳士的な態度は決して反感を呼ぶことはなかったし、マスメディアに対する応答も実に見事である。

WBC監督人事が決まった当初は、「原じゃダメだ」、「なんで原なんだ?」、「読売か」、「頼りない」と散々にこき下ろされたが、うまく受け流し、実に紳士的に応対していた。

よく考えれば、原辰徳という人から、不満や悪口の類いを聞いたことがない。あれだけ根も葉もないことを言われ続けていれば、愚痴の一つもこぼしたくなるであろうが、彼はそういった態度を微塵も見せることがない。実に素晴らしい。

采配面では何かと酷評されることも多いが、やはり長年の監督経験で成長しているということが見て取れるし、それにこの大会では、盗塁やエンドランのタイミングが実に巧妙であったと思う。

特に采配面は結果論で、あれこれと批判がつきやすいのだが、それでも私は原監督の戦術は素晴らしいものであると思う。まず、選手に対する思いやりと、控えの選手たちに出番前の準備ができるような一貫性があるという部分において、人を扱う能力に長けているなぁとつくづく関心するのである。

それに選手たちの失敗を責める事が決してない。「使っているのは俺なんだから、俺の責任で好きにやってこい!」という懐の深さが見てとれる。

選手が失敗すると、ベンチを蹴り上げ、怒鳴りつけ、ベンチ裏で殴る蹴るの暴行を加え、不満な判定があれば審判にすら手を上げるような人がいる一方で(正直に言うと、この人は弱小阪神を引っ張り上げてくれたので、ちょっとだけ好きです)、彼のようなリーダーは、人に対するリスペクトを失わない、人間味溢れた素晴らしい人だと私は思います。

たぶん、こういった人の方が長期的に見ればうまく組織を操っていくのだろうし、それに自分と自分に関わった人たちがみんな幸せになれるんだろうなと思う。彼ら若い指揮官たちは、今後の時代を切り開くだけの能力と配慮があるのであろう。(こういう部分は前の王監督も持ち合わせていたと思う)

野球が発展して、それで野球でちょっと幸せな気分になれる人が一人でもいればいいなと私は思います。

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2009年3月22日 (日)

新生活に対する幻想

えと、新しく部屋を見つけて、新生活を始めるというと、きれいなインテリアにしてetcという幻想を持つ人は多いかと思います。

えぇ、私もきれいな部屋に住みたいなぁと思っております。

しかしですね。

新生活の最初って、めっちゃくちゃ金かかりますよね。

もう、嫌 (;つД`)

当初の幻想としては、アメリカに留学するつもりだったので、購入するはずだった(シビックのクーペ、赤を考えていた)車を売っぱらって、それを元手に新生活の資金にする予定だったわけです。

シビックの4~5年落ちできれいに使っていれば、日本円で50万円以上の値はつくし。

しかしですね。

まぁ、種々の事情でちょっとイギリスに行ってみようと思ってしまった私の計画は、いろいろと頓挫しました。

イギリスの大学で、EU外の学生がfull(つまり、授業料免除と生活費がついているということ)の奨学金を得るということはあまりないそうなので、その例外的措置の煽りを受けてしまったわけですが、私はEUの学生とEU外の学生の授業料の差額を実費で埋めなければならないという状況に追いやられてしまったわけです。

これがけっこう(てか、だいぶ)高くて、年間で100万円くらいしてしまうのです。いやん。

一応、K塾でしこたま稼いだ金をせっせと貯金して、250万円だか300万円だかを溜め込んでいたわけですが(当初は車を買う資金にするつもりだった。何せ、アメリカは車がないと生きていけない場所が多いし)、それは全て吹っ飛んでしまいました。

それと2007年の想定外の円安もけっこう痛かったわけです。(50万円くらい想定外のお金が飛んだ。変動相場ってそんなもんなんだけど)

というわけで、おいらの手持ちのお金は随分と底が見えてきてしまったわけです。

部屋探しに当たって、一応、そこそこきれいで、キッチンが広くて、せめて洗面所のスペースくらいは欲しいなぁという二次的な願望と、インターネットが開通していることという必要条件を元に探し始めました。

何せ、電話加入権を持ってないし、この時期にネットを開通するのはけっこう時間がかかるということはいろいろと耳にしていたからです。(しかも、よりによって3月末から4月上旬はemailがチェックできる環境にいないと非常に困る)

まぁ、「もしも」の場合を想定して、携帯電話はiPhoneを購入しています。これがあれば、最悪、emailのチェックと返信はできるし、それにMac Userとしては、dataを同期できるので、万が一パソコンが死んでしまってもすぐにデータ回復できるというメリットがあるし、けっこういい事尽くめなのです。

スケジュールはiCalとGoogle Calendarを同期させてしまえば非常に便利だし。(もう、手帳はいらないと思う)

それより何より、いい時期に値下げがあったわけだし。(ケチ臭いけど、無線LANスポット以外でネットにアクセスしないような設定をかけています。これだと、月に2000円ちょっとで事足りる)

まぁ、そんなこんなで、家賃が月5万8000円、共益費が5000円、保証金(大阪では礼金のことをこう呼ぶらしい。つまり、前金で全部取られてしまう。敷き引きは違法なんだけど、これは後でゴネるのは難しそうだ)が20万円の物件を選択しました。住宅補助を2万7000円もらえるので、実質払うのは3万6000円。

便利な場所(何せ駅から徒歩5分もかからない)だし、治安もいいし、部屋もきれいだし、ネットはタダで無線が使い放題という条件付きなので、部屋に対する不満はありません。

しかしですね。

前金でこれだけお金を払っていると、手元に残るお金は非常に怪しくなってくるわけですよ。

・・・

正直に申しますと。

15万円で4月の17日まで生きていかないといけません。

ひゃー。

いや、まぁ、贅沢言っているのかもしれませんね。

それは分かります。

でも、最低限、部屋に机と椅子がないと仕事ができないし、フローリングなので痛めないようにマットを敷かないといけないし、カーテンくらいはいるし、ガスコンロがないと料理ができないし、包丁とまな板とフライパンと鍋が一つくらいないと調理もできないわけです。

食器は実家からいくつかもらうので、別にいいです。

オーブンレンジくらいは欲しいのだけれど、そんな贅沢は許されないのでパス。

鍋で米を炊けるけれど、時間の節約と値段を考えれば炊飯器くらいは購入してもいいかも。

洗濯機はとても欲しいけれど、たぶん無理。給料日までコインランドリーで済ませます。

部屋がおもいっきりドイツ風の建築物で、長いヨーロッパ生活の習慣が染み付いているのでベッドくらいは買います。

職場まで定期券(1ヶ月か3ヶ月のものしか買えないだろうが)を購入することなんかも考えると、恐らく4月の最初の2週間で費やせるお金は2万円前後と予測される。

まったく、いつまで経ってもお金に困窮する生活が続くらしい。

しかも、イギリスに一時帰国しなきゃいけないお金もいるので貯金もしなきゃいけない。いやん。(申し遅れましたが、今月の初めの方から日本におります)

しっかし、時々、言語学を追求する事がそんなに悪いことなのか?と、世の中に問いつめたくなる気分になることがある。

自信があるけど、この種の理論系のアカデミズムに没頭している人たち(私を含む)の食生活だのなんだのは、日本の囚人より待遇が悪いんですぜ。

まぁ、いいこともいろいろ体験しているので、悪いことばっかりでもないのだけれど。

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2009年3月21日 (土)

WBC日本代表

ワールド・ベースボール・クラシックということで、久々に日本の野球を堪能しているのだけれど、やっぱり日本の投手はレベルが高い。本当に高い。惚れ惚れとする。

一流どころの投手に共通するのが、制球力と投球術があり、決め球になる変化球を持っている事。

この手の技術は、天性の物に、さらに積み重ねた鍛錬が必要となってくるので、まさに「プロ」と呼ばれる人間のみが身につけられるものであると断言して間違いない。

WBCを見ていると、キューバ代表が弱いチームに思えるが、そんなことは全くない。単に日本の投手が素晴らしいのである。これまでのキューバの戦跡を見て、これほどまでにキューバを封じ込める事ができたのは、日本(当時は大阪体育大学所属)の上原浩治、アメリカのベン・シーツくらいなものである。(どちらも今では一流のプロとして活躍している)

恐らく同じ印象は、ネット越しに見ているであろうメジャーリーグのスカウトも同等に感じているはずである。

「この投手と、あの投手と、そしてその投手が欲しいetc etc」

というわけで、具体的に目についた投手を挙げてみると。

「松坂大輔」

彼に対する言及は必要ないであろう。彼は大舞台に縁がある人間であり、野球の神様に祝福されたところがあるのではないかと思えるくらいである。ここ一番になるほど力を発揮する能力は素晴らしい。

「涌井秀章」

野球関連の話をした知り合いならご存知であろうが、私は彼が大成すると高校時代から断言して憚らなかった(本当に)。ゆったりとした美しい投球フォーム、それに球持ちが長く、リリースポイントを体のかなり前の部分にすることができる。指先を地面に叩き付けるような、リストをしっかりと利かせた投球ができるので、低めのストレートの伸びがあって、見ていて楽しくなる投手である。芸術的な投球フォームと言ってもいい。また、カウントを稼ぎ、空振りが取れるスライダーがある上に、内角に速い球を投げられる制球力がある。マウンド度胸もあり、リリーフでも使えるのが大きい。WBCの準決勝以降では抑えに起用してもいいのではないかと個人的には思う。まだまだ若いので伸びしろもあるし、遅かれ早かれ渡米することは考えるのではあるまいか。

「小松聖」
私がイギリスにいる間に入団して、台頭してきた選手なので、見たのは今日が初めてだった。オーソドックスな投球フォームの右の本格派だが、印象的だったのが変化球とストレートを全く同じ腕の振りで投げられること。もちろん、球の切れもいい。前半がゆったりとしているのに、後半で「キュッ」となるようなテンポでなげるフォームは、初見の打者にはタイミングが合わせにくいのではあるまいか。準決勝以降では中継ぎ待機となるだろうが、先発が早く崩れた場合にはけっこう頼りになる投手だと思う。

「ダルビッシュ有」
投手として必要な要素を全て揃えた完璧な投手。形容するならば、150kmの速球を持った変化球投手である。下半身からリードし、柔らかくてしなやかな肘を使った投球フォームは完璧に近く、これほど理想的な投球フォームは、古今東西、元アトランタ・ブレーブス、今年からはボストン・レッドソックスのジョン・スモルツくらいなものである。若い間に投手をやっている人たちはぜひとも真似をしてもらいたい投球フォームである。

制球力、速球、変化球の全てが申し分なく、さらに自分で投球を組み立てられるクレバーさも併せ持つ。2次予選の韓国戦の立ち上がりには若さを露呈してしまったが、まだまだ22歳。これを乗り越えるだけの精神力と実力はある。ついでながら、端正なマスクに7頭身か8頭身かとも思われるモデル体型は女性ファンも惹き付けられ、人気商売のプロとしてほぼ文句のつけようがない。(「ほぼ」の意味は察してくだされ)

「岩隈久志」
私が知っている岩隈投手は、近鉄バッファローズのエースであった。当時の彼は、二段モーションから繰り出す伸びのある速球とキレのあるフォークで力任せといった雰囲気であったが、WBCで見た印象は、とにかく「ピッチングがうまくなった」ということ。低めに変化球が集められるし、それに制球力もすばらしい。球速はあるが、素直、つまり本当にまっすぐの軌道を描くフォーシームファーストボールは随分と少ないが、ツーシーム(シュートのように曲がる)ファーストボール、スライダー、フォークを丹念に低めに集める投球は、見ていて危なげがなく、2008年度の投手部門の賞を総なめにした理由もよく分かる。ゴロを打たせる技術が卓越しており、内角球をつまらせることも、外角球をひっかけさせる技術もあり、さらには高めの速球とフォークを交えて三振を狙って取ることもできる。とにかく、これぞ「エース」と呼ぶにふさわしい安定感がある。メジャーリーグ関係者も食指を伸ばしていることであろう。

「杉内俊哉」
鹿児島実業時代から、私好みの投手である。ゆったりとしていて、肘の柔らかいしなやかなフォームから繰り出す速球は、球速表示以上のキレがあり、さらには左投手独特の大きく縦に曲がるカーブはカウントも稼ぐことができ、さらには空振りも取れる素晴らしい球種である。大きな舞台で適度に熱くなれるタイプの投手であり、先発・リリーフの両方がこなせるので、使い勝手のいい投手である。準決勝以降はリリーフとして待機させておくのだろうが、彼がブルペンにいるかいないかで首脳陣の精神的安定は大きく違ってくるのではないかと考えるのは想像に難くない。

番外編、ということで、野手陣で目についたのは以下の2人。

「中島裕之」
テークバックの広い、ちょっと「大きな」バッティングフォームは好不調の波が激しいものの、右方向にも大きな当たりが打てるかなり魅力的な選手である。個人的には2番で打たせられたらおもしろいなとずっと思っていた選手なので(西武では他に3番を打てる打者がいれば2番も可能なのだが)、今回の原監督の戦術は個人的に多いに気に入っている。私が知っていた中島選手はプロのショートにあるまじき下手さで、捕球態勢は悪いし、グラブの使い方が下手だし、握り直しも多いし、送球も安定しないし、「ちょっと困るんだよなー」って印象だったのだが、この3年で随分と成長したみたいである(偉そうな口調ですまない)。捕球もうまくなったし、送球も安定しているし、それに妙な握り直しの仕草も今の所ない。もしかすると、先代のショートストップ、松井稼頭央以上になれる人材なのかもしれない。期待したい。

「青木宣親」
うまい。とにかく「うまい」選手である。センター方向にきっちりと速い打球のゴロが打てる基本的な打撃技術は素晴らしく、また懐深くまでボールを呼び込めるので選球眼もいいし、左方向にも強い打球が打てる。また、状況判断に応じた柔軟な打撃も出来る上に、バントの技術もあり、巧打者タイプの選手に必要とされる技術は全て備えている感じである。足も速く走塁技術もあり、守備範囲も広く、相当、魅力的な選手である。唯一の欠点は、肩が弱い事。レフトを守らせていれば心配ないのかもしれないが、タイプ的にセンターかライトを守って欲しい人材。しかしながら、今回のWBCの活躍でメジャーリーグも彼を無視する事はできなくなるであろう。

次回は日本時間23日のアメリカ戦だが、ぜひとも日本代表には健闘してもらいたいものである。アメリカは飛車角金銀抜きといった面子だが(何せ、チッパー・ジョーンズ、ダスティン・ペドロイア、ケビン・ユーキリスが抜けてしまった)、地元開催な上に審判が恐らく(probably)アメリカ贔屓になることは十分予想されるので、いろいろと手強いと思われる。

しかしながら、もし仮に日本が二連覇するようなことになれば、WBCの運営etcに関して、MLBだけではなくNPBもある程度発言権を主張する権利が与えられてもいいのではないかと思う。

アメリカ人の傾向の一つだが、アメリカが世界ではないのである。

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2009年3月18日 (水)

英国紳士のイメージ

日本では、イギリス人男性と言えばやっぱり「英国紳士」ってイメージになるらしい。

ハットを被って、ステッキを持って、ジャケットを羽織ってetc

それと名探偵コナンなんかは、やっぱり名探偵ホームズの影響を色濃く受けているので、イギリスではetcだなんていう、なんだかノーブルな雰囲気の国として語られるし、やたらと気取った登場人物(白馬探、って、まじっく快斗の登場人物ですわね)も出てくるし。

任天堂DSのベストセラー、レイトン教授シリーズでも、レイトンがなぞを解明すれば、「当然さ、英国紳士としてはね」、間違えれば、「英国紳士の名折れだ」と発言していたりするし。

一体全体、英国紳士ってのは何なんだろね。

まぁ、いつでもどこでも誰とでも気楽に喋るとか、のんびりしているとか、余裕があるとか、けっこうちゃらんぽらんでいい加減だとか、マイペースだとか。

thank you, cheersなんかはいつでもどこでも気楽に言うし、女性に道を譲ったりドアを開けたりするような習慣は基本だとかetc

いろんなことに興味を示したり、基本は他人にかまわないのだけれど、一度話し込むと長くなるとか、けっこう頭を使うのが好きだとか。

基本的にこんなもんなのかなって思います。

私も基本的にこの手の習慣は身に付きましたけど。(のんびり屋に拍車がかかったので、日本の生活習慣に合わせるのは大変そうだ)

まぁ、仕事等、サービスの対応はいい加減でちゃらんぽらんで、時に腹が立つこともあるのだけれど、日本みたいに顧客がやたらと威張って偉そうにふるまったりしているのを見るのはあまり好きではないので、客と店員が対等にふるまうというのは心地よくていいことなんじゃないかなって思う。

そういえば、私は日本のおっさんの偉そうな態度が昔から好きではなかったので、どんなに地位や名誉があっても、驕った態度を取る事がないということは英国紳士の特徴の一つとして挙げてもいいのではないかと思う。

そういうわけで、いつも(?)通り、あんまり深くない考察ですまない。

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2009年3月17日 (火)

他人からどう見られているか

一般的な傾向から言って、日本人の皆様は周りからどのように見られているかということに関して、けっこう敏感なのではないかと思う。

「外国人から見た日本人の印象etc」ということが話題になったり、テレビやラジオの話題になったり、さらには本として出版されたりするような国って他にあるのだろうか?まぁ、世の中は広いからどこかにあるのかもしれないけれど、私の体験した限りでは他の国ではそういうことはあまりなさそうである。

こういう傾向がどこから来たのかはよく分からないのだけれど(江戸時代の五人組なんかを見ていると、その頃には既に確立された価値観として存在していたと考えるのは容易である)、まぁ、そういうところがありますよね。

こういう側面は、私のようなマイペース人間からすれば「余計なお世話」だとか「ほっといてんか」って気分になるだけなので、あまりいい気分になることはないのだけれど、一方で、ある種の共同体で子供たちを育てるという部分もあったりするので、例えば、子供たちが悪さをしたり、喫煙をしたりする事を咎める大人が時に役立つということもある。

まぁ、この手の側面は、「和を乱さず、扱いやすい付和雷同的人間」を形成するという目的があるという面も否定できないのだけれど。

私はシアトルやヨークにけっこう長くいたわけだけれど、基本的にこの辺の人たちは、子供たちが悪さをしようが、タバコを吸おうが、おくすりでアヘアへ言ってようが「君子危うきに近寄らず」って感じで、放置するのが基本です。

まぁ、世の中には話が通じない人たちもおりますし。

日本みたいに、注意する人はいない。(まぁ、注意の仕方がやたらと高圧的で「下手だな」という感想を持つことは多いのだけれど)

ところで、日本でこの手の規範を示す大人が存在していた時期って、本当にあったのだろうかというちょっとした疑問も浮かぶ。

そりゃ、いつの時代だって一定数の成熟した人たちはいたわけだから、今も昔も尊敬に値するような大人がいた(る)ということは想像に難くないわけだけれど、でも、今の世の中のおじさまやおばさま方を見ていると、本当にマナーのいい人たちなんて所詮少数派なんだろうなという印象を抱かざるを得ない。

まぁ、世の中、そんなもんかもしれないけれど。

ところで、自分はちゃんと日本人だというアイデンティティーも持っているつもりだし、周囲の人間から見ても「日本人」ってカテゴライズされるんだろなって自覚は持っているのだけれど、ちょっと海外にいたりすると、日本と日本人というものをけっこう客観的な視点で観察することができるようになったりします。

私はけっこうそういうことは考慮しないタイプだと思っているのだけれど、例えば、一人でレストラン(ラーメン屋だとか、吉野屋みたいなところを含む)に入ったりすると、ウェイターさんから「友達や彼女(彼氏)がいないんだ」と思われるのが嫌なので一人でお店に入れないだとか、近くのコンビニに行くにも化粧が必要だとか、店員さんに何を買っているかバレるのが嫌なので馴染みの店は作りたくないだとかetc etcという話を耳にすることがあります。

正直、店員さんが一々お客の事を噂したりしたところで、ワン・オブ・ゼムの一人に過ぎないのだから特に気にする必要もないと思うのだけれど、なんだか周囲の視線がやたらと気になるという価値観を持っている人は多いみたいですね。

そりゃ、例えばコンビニやら薬局なんかでちょっと木っ端恥ずかしい物を購入しなきゃいけない時なんかは照れの一つや二つもありますけれど、レストランに一人で入ったくらいで、いちいち人の人間関係etcを探ろうとする人の存在を考えるのは、なんだかちょっとしんどそうな思考回路だなと思ったりする。

むしろ、私は行きつけのお店を発見して、店員さん(ウェイターやシェフ、マスターを含む)と仲良くすることが多いので、無機質なファミリーレストランやらファーストフードの方が苦手だったりするのだけれど。

こういう感覚があるせいか、日本では電車の中で携帯電話を使ってはいけないという習慣がありますよね。

どうしても必要なら小声で要件だけ喋るとか、新幹線なら列車の継ぎ目に移動するとか、そういう配慮がある。

これも電話の会話の内容を通して、パーソナルな事情を人に知られることは「恥」であるとする文化の反映なのだろうなと思う。

まぁ、隣りで長々と個人的な話を続けられるとちょっと「早く終わらせてくんないかなー」って気分になることは多いので、こういう感覚がある以上はやっぱり自分も日本的な価値観に浸かっているんだろうなと思う。

こういう傾向はいい面もあるし、悪い面もあると言っているだけで、特に日本の批判をしているわけではないです。まぁ、郷に入りては、で、いいのではないでしょうか。

世の中には、郷に入りては、なんて発想がない人たち(民族、国民)も多いのだけれど。

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2009年3月 8日 (日)

国際結婚について考えてみた

えと、正直、国際結婚って難しいんだろうなって思います。

文化的バックグラウンドや感覚が違うってのもあるし、言葉の問題もあるし。

たぶん信用していいのではないかと思いますが、Wikipediaの統計によれば、日本で届け出のある国際結婚をしたカップルのうち、4割強が離婚に至っているのだそうな。

さらにある統計によれば、北米で旦那アメリカorカナダ、妻日本国籍のカップルの8割近くが離婚しているとか何とか。

ふむ。

留学なんてのを経験していると、やっぱり国籍の違う男女で意気投合するケースに遭遇するのも少なくない訳です。

さらには結婚しちゃうという話も聞くことがあります。

ヨーロッパ圏、特にEU間の結婚だとそれほど障害も高くはないみたいだけれど、アジア圏とヨーロッパ圏の組み合わせってのはなかなか難しいものがありますよね。

まず第一に、どこに住むのかというのがけっこう重要な問題になってきますし。(週末に気軽に帰るなんて叶わないし)

短期的なスパンだとどこに住んでも問題ないかもしれませんが、やはり年を取ってくると、望郷の念みたいなものが沸いてくる可能性は否定できない。(両親も年を取るわけだし)

やっかいですわな。

若い間は「気が合う」という一点で勢いでできていたものも、そのうちなくなってくるのであろうということは想像に難くないし。

やれやれ。

アジア圏とヨーロッパ圏の組み合わせに関して、全くの個人的見解を述べさせてもらうと、ヨーロッパ圏のhigher educationの階級にある女性の価値観は嫌いではないです。

むしろ、気に入ることは多い。

サンプルはけっこうたくさんあるのだけれど、基本、情緒が安定していて、向上心と自立心があり、パートナーとして尊重できるような人ってけっこうおります。(まぁ、「こんな気分屋かなわんわ」という人も少なくないですけど)

イギリスにいて感じたこととして、女性の自立心が旺盛だなぁというのが強くあります。自分の経済的自立はそれとして、パートナーの年収だのステータスだのといったことにはほとんどこだわりがないという見解を持っている人は多いです。

そりゃ、さすがにプータロー(最近の言葉で言えばニート)だと尊敬できないということもあるでしょうから、「さすがに困る」とか思っているみたいだけれど、でも、基本、旦那がどれだけ稼いでetcというこだわりは日本(というか東アジア圏だな)と比べると圧倒的に低い印象がある。

女性も育児期間を除いて、基本、働きますから、家計も結婚してようが、別々です。

日本みたいに、妻が生殺与奪権を握るという家庭はすごく珍しいようです。

こういう価値観があるので、男性も基本、家事をするという人は多いです。(「基本」という言い方をしたのは、ずぼらな奴は相当数見受けられるからです)

パートナーの誕生日にはケーキを焼く、そういうことはけっこう普通に行われています。(だから、私がケーキを焼くということ自体はそれほど珍しいことでもなかった、のではないかと思います。まぁ、少数派であることには変わりありませんでしたが)

えと、特に結婚する予定も結婚願望もないのですが、もし結婚するのであれば、やはりパートナーさんには自分の生活というものをしっかり持っておいてほしいものだなと思います。

家でじっとしているのもつまらないでしょうし、子供が小さい時でもなければ家事なんてたいしたこっちゃないでしょうし。

やっぱり、いろいろと経験して、一個人として尊敬できる部分があればいいなと私は思います。

それに、やっぱり自分も相手もいつ病気に倒れるか分からないわけだし、いい大人が「人生、あなたに任せました」って態度でいるのはあまり褒められたものでもないだろうと思う。

私は家事が全然苦痛ではないし、貧乏性なせいか、偉そうにふんぞり返っているのが苦手なタイプなので、ある程度はちょこまかと動いている方が落ち着きますし。

それと、私たちの業界の常として、欧米にいた方が研究業績が上げられるという現実があります。これは、研究室や書籍というハード面でもそうだし、研究者同士の交流が盛んで、学会やワークショップが頻繁に行われていて、多くの査読付き雑誌があり、研究する時間と場所が大学から定期的に与えられるという点において、日本の大学は欧米の大学に対して大きく見劣りするからです。

日本では地位こそ安定しているものの(それこそ今の年配の先生は、仕事しまいが、教え子をレイプしようが何をしようが地位は守られるという現実が全てを物語っています)、種々の雑用が多過ぎて、研究者としては棺桶に片足を突っ込まなければならないという状況に追いやられるという現実のせいです。

最近は、その安定性すらなく、多くの若手は使い捨て期間や契約社員期間を経なければならなくなってきているようですが。

そう考えると、住めるのであれば、欧米に腰を据えるという選択肢も悪くないのではないかと思う。

おいしい御飯が食べたければ、時々帰ってくればいいわけだし、それなりに業績があれば日本のどっかから呼んでもらえることもある。

長期休暇が取れる可能性を考えれば、日本で勤めているより日本のあちこちを旅行する機会がある可能性も大きい。(日本では長期休暇が取り難いのは周知の事実ですよね)

なんだか難しい問題ではある。

まぁ、いい事尽くめというか、全てにおいて祝福されている土地はないということか。

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2009年3月 3日 (火)

初体験してしまった

えと、突然ですが、カミングアウトしてしまいます。

えとね、えとですね。こんな年になって初めてなんですが。

なんとなんと。

男にキスされてしまいましたー!

..・ヾ(。><) ギョエー!!!

とは言っても、ほっぺたにされただけなんですけど。

人間、唇の成分が男女で異なるとは非常に考え難いことなんですが、それでも随分と違和感がありました。

感触ですが、端的に言って、ナメクジがほっぺたにくっついたといった感じです。

なんかペーパータオルで拭き取っても拭き取れないような感じ。

あぁじゃぷて、くにゃらほにゃさんぱんときゃー。

これが唇にされていたことを想像してみると、なんだか食欲なくしてしまいそうですよね。

口を切り取ってしまいたくなるかも。

やっぱり、私、女性にはなれそうにないです > <

キスは美しくありたいものだと思った今日この頃なのです。

イメージ音楽

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2009年3月 2日 (月)

正直

日本に帰りたくないな( ̄▽ ̄;)













こっちで仕事見つけるか。

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