ブランドもの
人がブランド物に惹かれる理由は何かといえば、それらブランドが持つイメージがかっこいいものであり、かっこいい人やかわいい人たちなど、素敵な人たちが持っているからというのが一番の理由にある。
ある種のブランドイメージは、それらイメージこそが製品価値であり、原価などは特に問題にはならない。
エルメスやらルイヴィトンやらの鞄が、おおよそ原価からは想像もつかないような値段がつけられているのはそのためである。
値段は理不尽に高ければ高いほどよい。なぜならば、高ければ高いほど、一般の庶民や誰も彼もが身につけることができないからである。
一時期、日本ではバーバリーやラコステは「おじさんブランド」として若者に忌み嫌われていたことがあった。
若い人たちがこういったブランド製品を身につけるのは「ださかった」のである。
しかしながら、イメージは変わった。
いつの頃か、女子高生たちがバーバリーのマフラーをまとうようになると、バーバリーは若者に似合うおしゃれなブランドイメージを獲得していくことになる。(個人的には、バーバリーのマフラーとラルフローレンのカーディガンを制服にプラスして着る発想をした人たちのセンスは非常に優れていると思う。制服がシンプルであればあるほど、これら小物と制服が引き立て合っているように思えるのである)
テニスの若い選手たち、例えばアンディ・ロディックらがラコステを着用して試合に臨むようになり、ラコステもいつからかスポーティーでおしゃれなイメージを回復し始め、今では「おじさんブランド」を脱却したのではないかと思う。
ある製品が売れ、あるCDが売れる理由は、それが「売れているから」に他ならない。これは、ある男性がもてているのは、その男性がみんなから「もてているから」という理由と同じことである。大衆主義は侮れないのである。
人が好きだから、魅力があるように思え、人が好きなものを手に入れられるからこそ、人に自慢できるからである。
イギリスで人気のエコバッグが、東京で先行発売されたが、それがニュースになっているようである。
エコバッグという当初の目的自体は、資源の節約であり、それが「かっこいい」というイメージを形成できれば、大いに望ましいことであったはずであるが、このニュースを見て、「かっこいい」と思う人はいなくなるのではないか。
むしろ、こういった鞄を持つことが、「恥ずかしい」と思われてしまうと、当初のコンセプトが大きく崩れ落ちてしまうことになる。
もうちょっと、節度を持って、大人になってくれる人たちが多いといいんだけどな。
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